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広報チームブログ
工藤 尚悟 准教授が書籍「私たちのサステイナビリティ」を出版
本学のグローバル?スタディズ領域を担当する工藤 尚悟准教授が書籍「私たちのサステイナビリティ まもり、つくり、次世代につなげる」を出版しました。
工藤 尚悟 「私たちのサステイナビリティ まもり、つくり、次世代につなげる」
サステイナビリティ学、地域研究、開発学、教育学を専門とする工藤准教授は、実は本学の卒業生のひとりでもあります。本学を卒業後、東京大学でサステイナビリティ学の修士?博士課程を取得。2021年4月には本学の教員として着任し、現在はグローバル?スタディズ領域で教鞭を執っています。
著者である工藤准教授から、読者の皆さんへのメッセージが届きました。
読者のみなさんへ
みなさんは、国連のSDGsをご存知でしょうか。学校の授業などでSDGsの17目標(外部サイト)について学習したことがあるという方も多いかと思います。2030年までの全地球的な開発目標とされるこのSDGsですが、そもそもどのような考え方に基づいて設定されているのでしょうか。この考え方こそ、本書のテーマである「サステイナビリティ」なのですが、「持続可能性」と訳されるこの言葉の意味を皆さんはご存知でしょうか。
サステイナビリティとは、「今日まで私たちの社会のなかで大事にされてきたことをまもり、これから新しく大切にされてほしいことをきちんと大切にできるような仕組みをつくり、さらにそのような考え方を次世代につないでいく」という考え方のことです。
単にこれまでの状態を維持することに留まらず、私たちの暮らし方や社会の仕組みを問い直し、積極的に変えていくことを通じて、持続可能な社会を実現していくというものです。将来のより豊かな社会のあり方を探求するときの羅針盤となってくれるのがサステイナビリティなのです。
本書を通じてみなさんがサステイナビリティという考え方を習得し、「何をまもり、つくり、次世代につなげていきたいのか」を考えるきっかけが生まれてほしいと願っています。