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【テーマ別ハウス】11月の活動レポート

国際教養大学ではキャンパス内に、授業以外の場でも学生が自らの視野を広げられるよう、「テーマ別ハウス」を導入しています。「テーマ別ハウス」では同じテーマに関心のある学生たちが同じ学生宿舎に居住して活動します。

2023年度テーマ別ハウスは以下の4つです。

  • Nihongo House 日本語ハウス
  • Russian (Slavic) Language & Culture House ロシア(スラブ)言語文化ハウス
  • Migration House マイグレーションハウス
  • Well-being House ウェルビーイングハウス

企画した学生たちからの活動報告という形で、11月に行われたさまざまなハウスイベントをご紹介します。

これまでの活動レポートはこちらからご覧ください。

日本語ハウス

おにぎりワークショップ

場所:つばきヴィレッジ 多目的ルーム

学部生 山﨑 太郎さん
おにぎりの歴史や知識、おにぎりの作り方などを学ぶことを目的として、ワークショップを開催しました。今回は秋田県秋田市のおにぎり屋さん「おめぐり」から、2名の講師をお招きしました。講師の方々は、おにぎりの材料やおにぎりを作るための道具を持参してくださいました。参加した人たちは、おにぎりの作り方や味を楽しみながら、おにぎりについて学んでいました。今回のワークショップから感じたのは、食を通じた異文化コミュニケーションは国籍の枠やバックグラウンドの違いを超えてみんなが一緒に楽しめるということです。そのため今後も食を通じて日本文化を学ぶイベントは続けていく価値があると思います。
※実際のコメントは英語ですが、ここでは意訳した日本語を掲載しています。

おにぎりを作る学生たちの写真
講師の方のお話を聞いておにぎり作りに挑戦!
おにぎりを作る学生たちの写真
色々な具材を入れておにぎりを作りました
おにぎりを持って微笑む学生たちの写真
個性あふれるハート型のおにぎりも!

Tea Ceremony

場所:学生会館

大学院生 横山 愛さん
まず初めに茶道の心得を学び、先生が茶道のお作法を教えてくださいました。その後、自分たちでお茶を点てました。参加した人たちからは「茶道がどういうものかを知ることができ、貴重な時間だった」という声や「お茶もお菓子も自分で作ってみたい」という声が聞かれました。一番印象的だったのは様々な種類のお茶碗のお話でした。先生は、世界各地にたくさんの種類のお茶碗があることを教えてくださり、昔から日本が他の国や地域とつながりを持っていたということを感じました。
※実際のコメントは英語ですが、ここでは意訳した日本語を掲載しています。

和室で先生の話を聞く学生たちの写真
茶道の心得を学びました
お茶とお茶菓子、茶道の道具の写真
左:お茶とお茶菓子をいただきました/右:茶道に使用する道具

日本語ハウスではこのほかにも様々なイベントを行いました。

マイグレーションハウス

Hawaiian Night

場所:つばきヴィレッジ 多目的ルーム

学部生 戸井 利衣紗さん
今回のイベントではハワイの文化、歴史、移民問題などについて多くを学びました。ハワイからの留学生に質問することで、ハワイの「リアル」を知ることができました。ハワイの歴史をこれまでとは違った角度から見ることができ、自分たちが受けてきた日本の教育に疑問を持つきっかけになりました。イベントを通して、ハワイと日本には共通点がたくさんあることを知りました。
※実際のコメントは英語ですが、ここでは意訳した日本語を掲載しています。

学生たちの写真
充実した活動になりました!
ロコモコの写真
手作りのロコモコです!

ウェルビーイングハウス

ヨガセッション

場所:Suda Hall

交換留学生 DUBIK Kseniaさん
今回のヨガセッションは冬の寒さとは対照的に、暖かく広々としたSudaホール(多目的ホール)で行われました。会場の温かさは心地よさとなり、自分の体の感覚を受け入れ、体の内側からのエナジーを感じやすくしてくれました。

ヨガの先生は、無理はせず、ポーズに限界を感じたらその感覚に従うようにすること、水分補給を忘れないこと、「正しい」呼吸に合わせて自分が抱えている問題やストレスなどを手放すことなどを教えてくださいました。

ヨガセッションの時間は1時間が理想的だと思います。今回のセッションでも、私たちは50分間でストレッチと自分の呼吸の観察を行い、最後の10分間は完全にリラックスする時間として「シャバーサナ」というポーズをしました。シャバーサナは、神経の過度な興奮やストレスを鎮めるためのもので、私のお気に入りのポーズです。学期末試験の1週間前で学生たちは勉強の大詰めを迎え疲労が溜まっていましたが、今回のヨガセッションでとてもリラックスすることができました。次回のセッションも楽しみにしています!
※実際のコメントは英語ですが、ここでは意訳した日本語を掲載しています。

学生がマットの上に寝転んでいる様子
リラックスすることができました

Avatar Art Therapy

場所:つばきヴィレッジ 多目的ルーム

大学院生 MIURA Gretchenさん
個性、欲求、感情、アイデンティティを表す方法として、アートワークショップを行いました。「アーユルヴェーダ」の考え方に基づき、私たちの魂や性格、気分などをマルチメディア?アートを用いた「アバター」で表現しました。このワークショップにおける「アバター」とは、自分自身の芸術的な表現を指します。アバターは必ずしもリアルなものである必要はなく、自分のアイデンティティ、思考、感情をもとに芸術的に表現するものです。アーユルヴェーダはインドに古くから伝わる伝統的な哲学であり、水、火、風、土、空の5つの要素で構成されています。自分の核となる要素を知り、5つの要素のバランスを整えることは、健康な身体づくりにとって大切だと考えられています。
※実際のコメントは英語ですが、ここでは意訳した日本語を掲載しています。

作業する学生たちの写真
色鉛筆やマスキングテープ、雑誌の切り抜きなど様々な画材を使用して「アバター」を作りました
自分が作成したアバターを持つ学生たちの写真
思いのままに表現した「アバター」ができました
活動の様子
アートを通して自分自身の感情などを表現することができました