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国際東アジア哲学学会大会で本学学部生が発表しました
2024年12月14日(土)?15日(日)に開催された第4回国際東アジア哲学学会大会で、本学学生の山崎 万由佳さん(2021年入学)が発表を行いました。今回、学部生でありながら学会大会の発表に挑戦した山崎さんは、現在オランダに留学中でリモートによるプレゼンテーションを行いました。山崎 万由佳さんからのレポートをご紹介します。
山崎 万由佳さんからのレポート
第4回国際東アジア哲学学会大会にて、「和辻 哲郎とAI」をテーマに発表を行いました。人生初の学会発表であり、哲学専攻ではなく国際教養学部の学生であることから、自身の力不足に不安になりましたが、お世話になっているカイル?シャトルワース先生からの親身なアドバイスと、同じく哲学を学ぶAIU生からの励ましのおかげで、なんとか発表を終えることができました。
今回の発表は、和辻 哲郎の「間柄」という概念をChatGPTと人の関係性に応用するというテーマを取り上げました。これは、AIUの哲学の授業で学んだ和辻 哲郎の哲学思想が、留学先で学んだChatGPTの特性と合わさるとどうなるか、という疑問を研究テーマとしたものです。ChatGPTという最先端の技術に関しては参考文献の選定など手探りではありますが、わくわくしながら考えられるトピックでした。一方で、自身の哲学と技術への理解はまだまだ未熟なレベルであり、その両知識を深めていくことに伸びしろも感じています。
実際の発表では、会場の参加者から多くの質問や提案などをいただくことができ、自身の発表に関心を持っていただけたことや更なる今後の哲学探究へのヒントが得られたことで、有意義な時間となりました。特に、哲学学会においてChatGPTに関する懸念や興味が幅広く共有されていることを肌で感じられたことは、自身の研究テーマの意義を確かめるという点において意味のあることでした。また、参考文献のご紹介や自身の主張の弱点を教えていただけたことは、発表を通してのみ得られる貴重な糧となりました。今回の発表でいただいたフィードバックを踏まえ、さらに自身の研究を深めていけたらと思います。
今回、山崎さんの指導教員である、カイル?シャトルワース助教も本大会に参加し、「Watsuji and Miki’s Philosophies of Technology」をテーマに発表を行いました。発表概要は本学の英語版ウェブサイトで紹介しています。